自然を満喫できると人気の登山や新しい発見・散策が人気の街歩き・ウォーキングですが、いざ始めようと思っても、どこを歩いたら良いのか迷うことはないでしょうか。
静岡県で富士山からの湧水や水辺せせらぎに沿って歩く、初心者(〜初中級者)から幅広い世代に人気の、気持ちの良いウォーキングコースを紹介します。
静岡県東部地区でおすすめするウォーキングコースは、三島-清水町-沼津の水辺せせらぎの街歩きコースになります。街の中心部を清流が流れる「水の都・三島」。富士山の雪解け水が湧く川と、水辺のせせらぎを感じながらのさわやかウォーキングです。「日本三大清流」の柿田川湧水も一見の価値ありです。
- 清流の水辺せせらぎを楽しめる静岡県でおすすめのウォーキングコースがわかる
- 三島ー清水町ー沼津せせらぎウォーキングコースの特徴、見どころ、グルメスポットがわかる
- 体力や目的に応じて、おすすめアレンジコースも紹介
それではいってみます。
「三島-清水町-沼津」ウォーキングコースの概要
まずは、対象コースに関する基本情報は以下になります。
- エリア:静岡県三島市、駿東郡清水町、沼津市
- コース概要:
1)JR三島駅→(約15分)→2)三島大社→(約30分)→3)源兵衛川遊歩道→(約30分)4)清住緑地(丸池)→(約30分)→5)柿田川公園→(約1時間)→6)堤下公園→(約30分)→7)JR沼津駅(Goal) - 難易度:体力 ★☆☆☆☆ 、技術 ★☆☆☆☆ 、危険 ★☆☆☆☆
- 歩行時間:約3.5時間
- 距離:11km、標高差46m(ほぼ平坦)
- 歩数*):15,493歩
- 消費カロリー:708kcal
- 路面:ほとんどが舗装道路
- おすすめの季節:一年中(冬でも)楽しめます。
- 交通機関(アクセス):
【行き】JR東海道本線 三島駅(東海道新幹線あり)
【帰り】JR東海道本線 沼津駅
*)歩数は、1歩71cmで歩数を算出しています。
(日本人女性の平均身長は158cm、歩数の計算方法は身長×0.45なので、158cm×0.45=71.1cm)
■地図情報
地図上での位置や標高は次のとおりです(青線がルートです。拡大もできます)。
ウォーキングなので、周辺情報がわかるグーグルマップはこちら。
(ルートがGoalの沼津駅の少し手前で切れています。そこから15分くらいで沼津駅に着きます。)
「三島-清水町-沼津」ウォーキングコースの特徴・見どころ・グルメスポット
■溶岩台地の上にある三島の清流沿いを歩く
1)JR三島駅(Start)-三島大社 (約15分)
スタートは、「JR三島駅南口」。木々に囲まれた遊歩道のある白滝公園を通って、小川(桜川)の湧水せせらぎに沿って「三島大社」に向かいます。川沿いの「水辺の文学碑」を眺めながらのんびり歩きです。
時間があれば三島駅から「楽寿園」(明治23年小松宮彰仁親王が別邸として造ったもので、現在は三島市立公園になっています。約2万坪の広大な敷地で、富士山からの天然池(小浜池)や溶岩流(溶岩塚や縄状溶岩)のジオサイトが楽しめます。)を通るのも良いです。
なおこの清流ではカルガモと出会うことも多く、愛くるしいカルガモに癒されながら、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」北条義時ゆかりの地である「三島大社」に着きます。伊豆に流された源頼朝は三島大社を深く崇敬し、源氏再興を祈願したとされています。
「鎌倉殿の13人」について知りたい場合は、こちらをチェック👇
2)三島大社-源兵衛川遊歩道 (約30分)
「三島大社」から、桜川沿いの遊歩道を戻り、楽寿園方向に向かいます。「源兵衛川遊歩道」の入り口は少しわかりにくいですが、上記のコースを拡大参考いただければ無事着けます。
「源兵衛川」は三島駅から徒歩5分にありながら、初夏の夜にはホタルが舞う美しい清流です。
富士山の伏流水(楽寿園小浜池)が源流になります。
川の中に飛び石や木道等が設置してあるので、「せせらぎ散歩」を満喫できます。
ルートの一部は、橋の下やお寺や神社を通る部分もあり、プチ冒険気分も味わえます。
水は透き通り、ミシマバイカモ(三島梅花藻)も映えます。
なお、表紙画像にもある電車は、三島水辺と伊豆箱根鉄道駿豆線の写真になります。鉄道を間近で下から眺められる貴重な撮影スポットとして人気があります。各種アニメ(「ラブライブ!サンシャイン!!」他)とコラボしたラッピング電車も良く見かけます。
■富士山の雪解け水から生まれる東洋一の湧水
3)源兵衛川遊歩道-清住緑地(丸池) (約30分)
源兵衛川遊歩道からカワセミのビューポイント「水の苑緑地」を通って、清住緑地(丸池)に向かいます。清住緑地(境川)、丸池(玉川池)は最近整備されたビオトープ型の緑地で、水を通しやすい三島溶岩に関連する湧水のほか、水辺の様々な生態系が観察できます。
後述する柿田川の湧水はこの地域では有名ですが、この清住緑地の湧水も負けず劣らず見ごたえがあります。
4)清住緑地(丸池)-柿田川公園 (約30分)
清住緑地から「柿田川公園」に向かいます。「柿田川」は距離こそ1.2kmと短いですが、四国(高知県)の「四万十川」、岐阜県「長良川」そして静岡県清水町の「柿田川」が日本三大清流と呼ばれています。東洋一の湧水というキャッチフレーズもあるようです。
約40kmも離れた富士山の雪や雨が伏流水となり、日量100万tと豊富に湧き出しています。第一展望台、第二展望台から、「柿田川」川床から湧き出した水が勢いよく砂を巻き上げている様子が観察できます。
柿田川の富士山百年水は、こちらをチェック👇
5)柿田川公園-堤下公園(狩野川沿)-沼津駅 (約1時間30分)
柿田川を離れ、鮎釣りで有名な狩野川に架かる香貫大橋を渡り、左岸の堤防に向かいます。ここから沼津市に入ります。沼津アルプスの始まり香貫山も左手に見えます。
見晴らしの良い一級河川狩野川沿いのサイクリングロードを歩き、堤下公園を通って、黒瀬橋を渡って沼津の街中に入ります。沼津駅(Goal)はすぐそこになります。
「三島-清水町-沼津」ウォーキングコースのおすすめアレンジコース
見どころスポットが近隣に点在しているので、体力や目的に応じてコースアレンジは可能です。
コース全体のどこを切り取っても、良いルートになるので、是非いろいろアレンジしてみてください。
『【厳選2】静岡県でおすすめのウォーキングコース〜三島水辺せせらぎ〜』まとめ
静岡県在住30年以上の筆者が厳選する、静岡県のおすすめウォーキングコース第二弾は、富士山からの湧水や水辺せせらぎに沿って歩く『三島-清水町-沼津コース』としました。
静岡県やその周辺の地域、伊豆や箱根、富士山周辺は、首都圏からも近く、訪れやすい地域と思います。東京近郊で日帰りも可能です。
三島清水の川辺は年中温暖な気候で、春夏秋冬様々な季節が楽しめるおすすめな場所になります。是非都合をつけて訪れてみてください。
今後もおすすめのウォーキングコースや山歩きコースを順次ご紹介していきたいと思います。
ウォーキングの服装やグッズ選びで悩んでいる方は、是非以下の記事を参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
コメント