【厳選11】静岡県(伊豆)でおすすめのトレッキングコース〜高通山・烏帽子山〜

高通山「北側展望台」の駿河湾眺望(雪の富士は極うっすらと) トレッキングコース

自然を満喫できると人気の登山や新しい発見・散策が人気の街歩き・ウォーキングですが、いざ始めようと思っても、どこを歩いたら良いのか迷うことはないでしょうか。

この記事では、初めて山歩き・山登りをされる初心者(〜中級者)や中高年の方にもおすすめの、日帰りできる気持ちの良い静岡県(伊豆)の低山登山・トレッキング・ハイキングコースを紹介します。

静岡県伊豆地区でおすすめするトレッキングコースは、「高通山・烏帽子山」登山コースです。海の景色を楽しめる低山として伊豆半島の山々が人気ですが、松崎町の雲見にある「高通山(たかとおりやま)」・「烏帽子山(えぼしやま)」はその伊豆半島の山岳で、山頂からは伊豆西海岸の駿河湾のすばらしい景観とジオパークを満喫できます。

天気に恵まれれば、西伊豆海岸と浮かびたる富士山も望めます。

この記事で分かること
  • 駿河湾の絶景が楽しめる、静岡・伊豆・富士山周辺でおすすめの登山・トレッキング・ハイキングコース「高通山・烏帽子山」がわかる
  • 「高通山・烏帽子山」登山コースの特徴、見どころ、グルメ(観光・立ち寄り)スポットがわかる
  • 体力や目的に応じて、おすすめアレンジコースも紹介

それではいってみます。

「高通山・烏帽子山」トレッキングコースの概要

まずは、「高通山・烏帽子山」登山コース(ハイキングコース)に関する基本情報はこちらになります。

  • 山(標高):
    「高通山」(たかとおりやま;標高516m)
    「烏帽子山」(えぼしやま;標高162m)
  • エリア:静岡県松崎町・雲見(伊豆・西伊豆)
  • コース概要烏帽子山のスリルを堪能したのち高通山を登頂して下る周遊コース
    1)雲見港(Start)→(約30分)→2)烏帽子山→(約75分)→3)高通山登山口→(約70分)→4)高通山→(約30分)→5)高通公園→(約55分)→6)千貫門→(約30分)7)雲見港(Goal)
  • 難易度:体力 ★★★☆☆ 、技術 ★☆☆☆☆ 、危険 ★☆☆☆☆
  • 歩行時間:約4時間50分
  • 距離:10km
  • 最低高度:4m
  • 最高高度:519m
  • 累積高度(+)776m
  • 累積高度(-)773m
  • 消費カロリー:1451kcal
  • 路面:よく整備されたハイキングコース(高通山遊歩道)
  • おすすめの季節四季を通じて楽しめます。
  • 交通機関(アクセス)
    【電車・バス】JR熱海駅から伊豆急下田駅まで約90分、伊豆急下田駅から南伊豆東海バスで松崎まで約50分、松崎から雲見浜までバスで約18分。
    【車】雲見港(雲見浜・雲見海岸)へは新東名長泉沼津ICから伊豆縦貫道、国道136号で約1時間45分。無料駐車場 約50台(夏季有料)、トイレも完備。

■地図情報

地図上での位置や標高は次のとおりです(青線がルートです。拡大もできます)。

特に危険を感じる箇所はありません(烏帽子山頂は少しスリリングですが)。グーグルマップでも表示しておきます。各ポイント地点の情報も参照できます(右上□で拡大地図表示もできます)。

「高通山・烏帽子山」トレッキングコースの特徴・見どころ・立ち寄りスポット

高通山・烏帽子山」トレッキングコースの特徴・見どころを見てみます。

■駿河湾の絶景と世界ジオパークを楽しむ

1)雲見港(Start)-烏帽子山(約30分)

雲見港と駐車場
雲見港と駐車場
雲見港(雲見海岸)
雲見港(雲見海岸)
雲見漁港から見える烏帽子山(雲見浅間神社)
雲見漁港から見える烏帽子山(雲見浅間神社)
雲見浅間神社の鳥居
雲見浅間神社の鳥居

海の景観が楽しめる伊豆半島の「高通山」「烏帽子山」、いずれも低山で、各標高はわずか516mと162mですが、なかなかどうして、各山頂からの眺望はすばらしいものがあります。

出発は、雲見港です。国道136号線から港方面に少し下ると漁港です。雲見海岸もほぼ同じ場所にあります。港には駐車場があり(夏季シーズン中は有料)、清潔なトイレも完備されています。無料の足湯もあります。

まずは、海に突き出した「烏帽子(えぼし)」の形をした「烏帽子山」に向かいます。海岸からも一目でそれと分かる形で、先端が鋭利に尖っています。山頂には、磐長姫命「イワナガヒメノミコト」をご祭神とする「雲見浅間神社」が祀られています。ここの浅間神社は妹の木花咲耶姫命「コノハナサクヤノヒメノミコト」(富士山)より容姿の劣る姉の「イワナガヒメ」を祀っているため、烏帽子山で富士山をほめると、嫉妬して怪我をするなどの言い伝えが残ります。

拝殿までの階段(雲見浅間神社)
拝殿までの階段(雲見浅間神社)
拝殿からまっすぐに切り立った急階段(320段!)
拝殿からまっすぐに切り立った急階段(320段!)
中之宮からの眺望(雲見港周辺)
中之宮からの眺望(雲見港周辺)
烏帽子山頂への山道(大岩)
烏帽子山頂への山道(大岩)

鳥居をくぐって、階段を上ると拝殿に着きます。さらにその裏手から中之宮まで実に320段ほどの、まっすぐにきりたった急階段があり、まさに圧倒されるばかりです。階段の幅も狭く傾いているところもあるため注意深く登ります。ようやく登り切って中之宮から10分ほど山道を登ると本殿のある山頂に着きます。

2)烏帽子山-高通山登山口(約75分)

烏帽子山頂の本殿(雲見浅間神社)
烏帽子山頂展望台からの駿河湾眺望(西伊豆海岸)
烏帽子山頂展望台からの駿河湾眺望(西伊豆海岸)
烏帽子山頂からの千貫門と波勝崎(岩石海岸(かつての火山群))
烏帽子山からの千貫門と波勝崎(火山岩頸(かつての火山の根))
烏帽子山頂からの駿河湾眺望(雪帽子の富士山がうっすら)
雲見浅間神社の拝殿奥からの駿河湾眺望
雲見浅間神社の拝殿奥からの駿河湾眺望
烏帽子山山頂付近の絶壁
烏帽子山頂付近の絶壁

烏帽子山」の山頂にある展望台からは、北西方面に堂ヶ島、さらに駿河湾越しの「富士山」が見わたせます。南側には「千貫門」と雲見の集落が見下ろせます。エメラルドグリーン(ヒスイ色)の海と海岸線がとても美しい。展望台はまさに360度雄大な景色が見渡せますが、足がすくむほどの立地で、風が強い日には簡単に吹き飛ばされそうです。絶景ですが少しスリリングです(当日は無風快晴でした)。

雲見夕日と潮騒の岬オートキャンプ場と烏帽子山
雲見夕日と潮騒の岬オートキャンプ場と烏帽子山
雲見キャンプ場からの烏帽子山
雲見キャンプ場からの烏帽子山

登山の安全を祈願して「烏帽子山」を下ったら、雲見オートキャンプ場を目指します。しばらく国道136号線沿いを歩いて、途中の雲見入谷バス停付近から一般道路に入ります。このコースは南伊豆歩道波勝崎歩道)とよばれ、高通山の山頂を経て野猿で有名な波勝崎へ通じる遊歩道のようです。田畑風景を楽しみながらのんびりと緩やかに登っていきます。

途中に、「雲見夕日と潮騒の岬オートキャンプ場」があり、その立地から夕日と烏帽子山の景観は素晴らしいことが想像できます。もうしばらく進むと、「雲見キャンプ場(高通山)登山口」に着きます。

3)高通山登山口-高通山(約70分)

高通山登山口(雲見キャンプ場)
高通山登山口(雲見キャンプ場)
高通山遊歩道(登山道)
高通山遊歩道(登山道)
登山道のこぼれ桜
登山道のこぼれ桜
巨岩の猿岩
巨岩の猿岩

高通山登山口」から照葉樹林のよく整備された登山道(高通山遊歩道)になります。30分ほどで巨岩の多い猿岩に着きます。低山ですが斜面はそこそこ急です。岩場で少し休憩して、さらに登ると頂上手前の「北側展望台」に到着します。

4)高通山-高通公園(約30分)

高通山「北側展望台」の眺望と絶好の位置にあるベンチ
高通山「北側展望台」の眺望と絶好の位置にあるベンチ
高通山「北側展望台」の駿河湾眺望(雪の富士は極うっすらと)
高通山「北側展望台」の駿河湾眺望(雪の富士は極うっすらと)
烏帽子山と千貫門
烏帽子山と千貫門
高通山「北側展望台」の駿河湾眺望
高通山「北側展望台」の駿河湾眺望

北側展望台」からは、駿河湾の全景が広く見渡せます。長九郎山西天城高原達磨山といった西伊豆の山々だけでなく、天気が良ければ富士山南アルプスもはるかに見わたせます。先ほど登ったばかりの烏帽子山も下方にみえます。

見晴らしの良い場所にベンチがあり、山と海の壮大な眺めとともに昼食とします。絶景とともにいただく食事はひときわ美味しく感じます。

高通山「北側展望台」の木々
高通山「北側展望台」の木々
高通山「北側展望台」の山桜
高通山「北側展望台」の山桜
高通山の山頂
高通山の山頂
高通山頂からの眺望
高通山頂からの眺望

高通山の頂上はここから100mほど先で、そこからは南側の海岸線が広く見渡せます。

下りは、高通公園方面(グランド・富士見農園バス停)に下ります。階段がよく整備されて、高通公園雲見地区ふれあいパーク駐車場;トイレあり)まですぐに下山できます。

5)高通公園-千貫門・雲見港(約1時間25分)

国道136号線の旧道の菜の花
国道136号線の旧道の菜の花
高通山の山景
高通山の山景
烏帽子山の絶景
絶景スポット(烏帽子山先端のとがった展望台がよくわかります。まさにそこに立てます。)
雲見海岸
戻ってきた雲見海岸

高通公園までが登山道で、ここから先は国道136号線の旧道を川沿いに、川の流れと鳥のさえずりを聞きながら緩やかに下ります。

千貫門の入り口まで来たところ、入口が工事中のため立入禁止になっていました。台風等の影響で遊歩道が土砂で閉鎖されているとのことでした(2022年4月現在)。今回は残念ですが、千貫門は烏帽子山から眺めるだけでにしておきます(「見る価値が千貫に値する」という意味から「千貫門」と呼ばれるようです)。代わりではないですが烏帽子山が美しく見上げることができる眺望スポットがあったので、立ち寄ってみます。

雲見想い出岬
雲見想い出岬
雲見想い出岬のジオ(海底に降りつもった火山灰や軽石の地層)
雲見想い出岬のジオ(海底に降りつもった火山灰や軽石の地層)
雲見想い出岬からの海岸線
雲見想い出岬からの海岸線
雲見足湯(手前)から雲見港一望できます。
雲見足湯(手前)から雲見港一望できます。

また、せっかくなので、雲見港から見える「雲見想い出岬」にも寄り道してみます。岬からの伊豆のジオと雲見港から出発する漁船が美しく映えます。軍艦岩(ダイビングスポット)や牛着岩(大牛)の形状もまた絵になります。雲見港は、ダイビングから戻ってきた人々で賑わっています。

世界ジオパークに認定された伊豆の地質のおもしろさ、自然の豊かさを感じられる低山ルートでとてもオススメです。

お疲れさまでした。

伊豆ジオ100 (伊豆半島ジオパーク公式ガイドブック)』は、こちらをチェック👇

おすすめのグルメ(観光・立ち寄り)スポット
  • 道の駅「伊豆月ヶ瀬」
    2019年12月14日オープンした新しくて楽しい道の駅です。静岡県で25番目の道の駅です。ソフトクリームがすっきりしていておいしい♪他にも現地の農産物や果物、特産品に趣向が凝らされていて、オシャレでした。沼津方面に向かう「伊豆縦貫自動車道 天城北道路 月ヶ瀬IC」に直結ですので、場所もわかりやすいです。
  • 道の駅「伊豆ゲートウェイ函南
    2017年5月1日オープンした道の駅です。「伊豆縦貫自動車道 函南塚本IC」から1分です。こちらも、店舗に「鮨、和食処 沼津魚がし鮨」や「セブンイレブン」があったりと大変便利です。またこの道の駅を目的に来る方も多い人気スポットです。

同じ松崎町の那賀川ウォーキングコースはこちら

「高通山・烏帽子山」トレッキングおすすめアレンジコース

高通山・烏帽子山トレッキングコース」は、時間や体力と相談しながら自分に合ったコースアレンジが可能です。

アレンジコース
  • コースを短くしたい場合
    • 「高通山」登山往復コース(約1時間)
      • 高通公園(雲見地区ふれあいパーク駐車場)から高通山の登山往復コースです。
    • 「烏帽子山」までの往復コース(約1時間)
      • 雲見港から「烏帽子山」までの往復コース。わずか標高162mですが、そこからの眺望は320段の急階段を登るだけの価値ありです。
  • コースを長くしたい場合
    • 高通公園から小峠を抜けて石部の棚田を見て雲見港に戻る(約7時間20分)
      • 高通公園」から東の小峠長者ヶ原方面)を抜けて、「石部の棚田」を見て136号線の旧道に戻り雲見港まで戻る周遊コース。田んぼに水を張った季節の棚田はより風情があります。

『【厳選11】静岡県(伊豆)でおすすめのトレッキングコース〜高通山・烏帽子山〜』まとめ

静岡県在住30年以上の筆者が実際に歩いて厳選した、静岡県伊豆地区でおすすめトレッキングコース”第11弾”は、『〜駿河湾の絶景とジオパークを楽しむ〜高通山・烏帽子山〜コース』としました。

静岡県やその周辺の地域、伊豆や箱根、富士山周辺は、東京近郊からも近く、比較的訪れやすい地域でしょう。マイカーやレンタカーであれば東京周辺からの日帰りも可能です。

おすすめポイント
  • 駿河湾の眺望と伊豆のジオパークを満喫しながら山歩き・トレッキングが楽しめる
  • よく整備されたハイキングコースです。
  • 登山口までの交通アクセスはわかりやすく、道幅の狭い山道等は通りません。
おすすめでないポイント
  • マイカーやレンタカーでの登山は便利ですが、公共交通機関では東京近郊や静岡市方面からのアクセスは少し不便となります。
  • 近くに周遊できる山岳やルートがあるとコースバリエーションが増えて、さらに楽しめます。

紙の地図(山と高原地図 伊豆 天城山 2023 (山と高原地図 31) )は、こちらをチェック👇

今後もおすすめのトレッキング・山歩きコースやウォーキングコースを順次ご紹介していきたいと思います。

トレッキングや登山、山登り、山歩きの服装やグッズ選びで悩んでいる方は、是非以下の記事を参考にしてみてください。こちらをチェック👇

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

コメント

  1. えすあと より:

    以下コメントいただきました。情報どうもありがとうございます。
    最新の登山道情報はわかりませんでしたので、皆さんのご参考になればと思います。
    ————————————————————————–

    2022/12/11に記載のコースに行ってきましたが、[雲見キャンプ場~高通山]及[波勝崎~高通山]のルートは崩落の為、通行禁止になっていました。高通公園からは登れます。

    車で3時間、雲見港駐車場から徒歩2時間かけて高通山登山口に着いた時、目にした、『通行禁止』のバリケードにはガッカリしました。

    遠方よりせっかく来たので引き返す訳に行かず、通行禁止登山道を登りましたが、所々大きな陥没や崩落箇所があり、全体的に荒れ、倒木や枯葉等でとても通行できる状態ではありませんでした。

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