【厳選9】静岡県でおすすめのトレッキングコース〜相模灘絶景〜「万二郎岳・万三郎岳」天城山縦走〜

天城山(万二郎岳)からの相模灘 トレッキングコース

自然を満喫できると人気の登山や新しい発見・散策が人気の街歩き・ウォーキングですが、いざ始めようと思っても、どこを歩いたら良いのか迷うことはないでしょうか。

この記事では、初めて山歩き・山登りをされる初心者(〜中級者)や中高年の方にもおすすめの、日帰りできる気持ちの良い静岡県の低山登山・トレッキング・ハイキングコースを紹介します。

静岡県東部・伊豆地区でおすすめするトレッキングコースは、「天城山縦走(万二郎岳・万三郎岳)」登山コースです。アマギシャクナゲや相模灘の眺望を楽しみながらの周遊コースです。天城山は日本百名山でもあります。

伊豆半島に位置する「天城連山」の最高峰の「万三郎岳」は、アマギシャクナゲの群落で知られ、開花期の5月〜6月の週末は多くの登山者が訪れます。交通アクセスも良く、約100台駐車できる無料駐車場が整備されているのもオススメポイントです。

この記事で分かること
  • 富士山絶景の静岡県・伊豆・富士山周辺でおすすめの登山・トレッキング・ハイキングコース「天城山縦走」がわかる
  • 「天城山縦走」登山コースの特徴、見どころ、グルメ(観光・立ち寄り)スポットがわかる
  • 体力や目的に応じて、おすすめアレンジコースも紹介

それではいってみます。

「天城山縦走」トレッキングコースの概要

まずは、「天城山縦走(万二郎岳・万三郎岳)」登山コース(ハイキングコース)に関する基本情報はこちらになります。

  • (標高):
    「万二郎岳」(ばんじろうだけ;標高1,299m)
    「万三郎岳」(ばんざぶろうだけ;標高1,405.6m)
  • エリア:静岡県伊豆市
  • コース概要天城連山(「万二郎岳」「万三郎岳」)の稜線・山腹周遊コース
    (シャクナゲコース)
    1)天城高原駐車場(Start)→(約1時間20分)→2)万二郎岳→(約40分)→3)石楠立→(約40分)→4)万三郎岳→(約1時間)→5)涸沢分岐点→(約1時間20分)→6)天城高原駐車場(Goal)
  • 難易度:体力 ★★★☆☆ 、技術 ★☆☆☆☆ 、危険 ★☆☆☆☆
  • 歩行時間:5時間
  • 距離:8.3km
  • 最低高度:1040m
  • 最高高度:1407m
  • 累積高度(+)660m
  • 累積高度(-)650m
  • 消費カロリー:1352kcal
  • 路面:よく整備されたハイキングコース
  • おすすめの季節四季を通じて楽しめます。(特に春から初夏のシャクナゲが見頃)
  • 交通機関(アクセス)
    【電車・バス】
     【往路・復路】JR伊東駅から天城高原ゴルフ場行きのバスあります。
    【車】登山口に約100台の無料駐車場あり。清潔なトイレも完備されています。
    • 修善寺ICから冷川IC(伊豆スカイライン)-天城高原IC、天城高原ゴルフ場まで。

■地図情報

地図上での位置や標高は次のとおりです(青線がルートです。拡大もできます)。

特に危険を感じる箇所はありません。グーグルマップでも表示しておきます。各ポイント地点の情報も参照できます(右上□で拡大地図表示もできます)。

「天城山縦走」登山コースの特徴・見どころ・立ち寄りスポット

天城山縦走(万二郎岳・万三郎岳)」トレッキングコースの特徴・見どころを見てみます。

■明るさに満ちた伊豆半島ならではの山歩きコース

1)天城高原駐車場(Start)-万二郎岳(約1時間20分)

天城山縦走路案内図
天城山縦走路案内図
天城山縦走路の登山道
天城山縦走路の登山道
四辻の道標
四辻の道標
万二郎岳山頂
万二郎岳山頂

車で登山口まで来る場合は、冷川ICから天城高原ICまでの伊豆スカイラインが非常に走りやすくて気持ちの良い高原ドライブになります。天城高原ゴルフ場手前にある「天城高原駐車場」に車を駐車して、万二郎岳を目指します。まずは「天城山縦走路入り口」の看板から入山します。

背の高いヒメシャラ、ブナなどの広葉樹林の中を進むと、分岐の「四辻」に出ます。右周りの万二郎岳を目指すか、左回りの万三郎岳を目指すか、選択できますが、今回は徐々に登れる万二郎岳経由(左手方向;右回り)で進みます。

まずは、沢沿いの道を進むと、徐々に登りになりますが、山頂付近をのぞけば、急登も少ないです。景色はところどころ、相模灘丹沢山塊が望め、半島の山岳らしい明るい山歩きです。

2)万二郎岳-万三郎岳(約1時間20分)

万二郎岳山頂付近からの相模灘と伊豆の山塊
万二郎岳山頂付近からの相模灘と伊豆の山塊
万二郎岳山頂付近からの相模灘と伊豆の山塊
万二郎岳山頂付近からの相模灘と伊豆の山塊
アセビのトンネル道標
アセビのトンネル道標
アセビのトンネル(残念ながらアセビは開花前)
アセビのトンネル(残念ながらアセビは開花前)

万二郎岳」の山頂少し手前に、相模灘を見下ろす絶景ポイントがあります。海上の伊豆大島も見え、爽快感、開放感はすばらしいです。

万二郎岳」山頂からの展望はそれほどではありませんが、さらに進むと「馬の背」尾根に出ます。ここからの展望も良好です。有名な天城の「アセビ」の群生地(トンネル)を抜けます。花期は3月から5月頃で、残念ながら開花はもう少し後です。

石楠立(はなだて)」は「シャクナゲ(石楠花)」の群生地です。雅やかな純白に妖艶な紅色、薄紅色のグラデーションの大輪です。しばらく登ると「万三郎岳」の山頂に着きます。

3)万三郎岳-天城高原駐車場(約2時間20分)

万三郎岳付近の桜(4月末に撮影)
万三郎岳付近の桜(4月末に撮影)
万三郎岳山頂
万三郎岳山頂
天城山の大木(ブナ)
天城山の大木(ブナの原生林)
岩の間からたくましく生える木々(天城山)
岩の間からたくましく生える木々(天城山)
天城山の大木(ブナの原生林)
天城山の大木(ブナの原生林)
ブナの原生林(天城山)
ブナの原生林(天城山)
天城山のコケ
天城山のコケ
天城山の木々とコケ
天城山の木々とコケ

「万三郎岳」山頂で昼食です。一休みしたら山頂の稜線からは一気に300mほどの標高を下ります。涸沢分岐点」までくれば、大きな下りはなく、山腹を等高線に沿って徐々に下っていきます。天城山の主稜線から山腹をぐるっと一周したことになります。「四辻」まで戻れば、あとは「天城高原駐車場」までひと頑張りです。

天城山の木々は高原帯ならではの植生だったり、木々が非常に珍しい形をしていたり、苔(コケ)が生えている岩や木々の様子が美しかったりで、つい写真を撮ってしまいます。ユネスコ世界ジオパーク認定を受けた、『伊豆ジオ』の自然・植物の魅力でしょう。

お疲れさまでした。

おすすめのグルメ(観光・立ち寄り)スポット
  • 伊東日帰り温泉「東海館」
    伊東にある昭和初期の旧木造建築の温泉旅館で、現在は日帰り温泉施設として営業しています(ただし営業日は土日祝日のみです)。
  • 伊東の和菓子店『石舟庵(せきしゅうあん)』
    伊東の老舗和菓子店です。ここは無料でぐり茶が提供されます。「丹奈の朝プリン」は地元では人気です。
  • 修善寺
    • 車で伊豆スカイラインを冷川ICから降りた場合、途中有名な温泉場である修善寺を通ります。修善寺で宿泊、または日帰り温泉を楽しむ場合は、以下の記事を参照ください。
  • 韮山(伊豆の国市)
    • 車で伊豆スカイラインを韮山ICまで進み降りた場合、世界遺産で有名な「韮山反射炉」のある韮山伊豆長岡温泉;伊豆の国市)を通ります。伊豆長岡温泉で宿泊、または日帰り温泉を楽しむ場合は、以下の記事を参照ください。

「天城山縦走」登山おすすめアレンジコース

天城山縦走」は、周遊コースが最もコースにおける景観が多彩のためオススメですが、時間や体力と相談しながら自分に合ったコースアレンジが可能です。

アレンジコース
  • コースを短くしたい場合
    • 「万二郎岳」までの往復コース(約2時間15分)
      • 天城高原駐車場から「万二郎岳」までの往復登山コースです。
  • コースを長くしたい場合
    • 万三郎岳から「戸塚峠」まで「天城山縦走路」を進み戻るコース(約7時間)
      • さらに体力のある方は、「万三郎岳」から「天城山縦走路」をさらに西に進み「片瀬峠」「小岳」を進み、「皮子平原生林」を抜けて「戸塚峠」まで進み戻るコースです。「天城山縦走路」はそのあと「八丁池」、「天城峠」と抜けますが、さすがに一日では難しそうです。

『【厳選9】静岡県でおすすめのトレッキングコース〜相模灘絶景〜「万二郎岳・万三郎岳」天城山縦走〜』まとめ

静岡県在住30年以上の筆者が実際に歩いて厳選した、静岡県東部・伊豆地区でおすすめトレッキングコース”第9弾”は、『〜相模湾絶景〜「万二郎岳・万三郎岳」天城山縦走〜コース』としました。

静岡県やその周辺の地域、伊豆や箱根、富士山周辺は、首都圏からも近く、訪れやすい地域と思います。東京近郊で日帰りも可能です。

特に天城の「シャクナゲ」や「アセビ」が開花する春から初夏の季節に是非訪れてみてください。

おすすめポイント
  • 相模灘の眺望や、天城のシャクナゲやアセビを眺めながら山歩き・トレッキングが楽しめる
  • よく整備されたハイキングコースです。
  • 登山口までの交通アクセスはわかりやすく行きやすい。
おすすめでないポイント
  • 富士山は遠方にしか眺望できないのが少し残念です。
  • マイカーでの登山は非常に便利ですが、公共交通機関ではアクセスは少し不便となります。

紙の地図『山と高原地図 伊豆 天城山 2024 (山と高原地図 33) 』は、こちらをチェック👇

今後もおすすめのトレッキング・山歩きコースやウォーキングコースを順次ご紹介していきたいと思います。

トレッキングや登山、山登り、山歩きの服装やグッズ選びで悩んでいる方は、是非以下の記事を参考にしてみてください。こちらをチェック👇

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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