【厳選1】静岡県でおすすめのトレッキングコース〜富士山絶景-達磨山〜

達磨山からの富士山 トレッキングコース

自然を満喫できると人気の登山や新しい発見・散策が人気の街歩き・ウォーキングですが、いざ始めようと思っても、どこを歩いたら良いのか迷うことはないでしょうか。

この記事では、静岡県で富士山の絶景が望める、初めて山歩きをする初心者(〜初中級者)やシニアにもおすすめの、気持ちの良いトレッキングコースを紹介します。

静岡県東部・伊豆地区でおすすめするトレッキングコースは、達磨山・金冠山コースになります。富士山ビューが魅力の稜線歩きで、伽藍山(がらんやま)、古稀山(こきやま)、達磨山(だるまやま)、子達磨山(こだるまやま)、そして金冠山(きんかんざん)をつなぐコースは、天気が良ければ、霊峰富士を眺めながらの稜線歩きが楽しめます。

この記事で分かること
  • 富士山絶景の静岡県・伊豆でおすすめのトレッキングコースがわかる
  • 達磨山・金冠山コースの特徴、見どころがわかる
  • 体力や目的に応じて、おすすめアレンジコースも紹介

それではいってみます。

達磨山・金冠山トレッキングコースの概要

まずは、対象コースに関する基本情報は以下になります。

  • 山(標高):
    達磨山(だるまやま:981.6m)
    金冠山(きんかんざん:816m
  • エリア:静岡県伊豆市
  • コース概要
    1)だるま山高原レストハウス→(約30分)→2)金冠山→(約20分)→3)戸田峠→(約1時間)4)達磨山→(約30分)→5)古稀山手前→(約40分)→6)戸田峠→(約1時間)→7)だるま山高原レストハウス
  • 難易度:体力 ★★★☆☆ 、技術 ★☆☆☆☆ 、危険 ★☆☆☆☆
  • 歩行時間:4時間
  • 距離:10km
  • 最低高度:593m
  • 最高高度:983m
  • 累積高度(+)656m
  • 累積高度(-)653m
  • 消費カロリー:1280kcal
  • 路面:よく整備されたハイキングコース
  • おすすめの季節春夏秋(冬)楽しめます。
  • 交通機関(アクセス)
    【行き】修善寺駅→バス27分→だるま山高原レストハウス
    (だるま山高原レストハウスに駐車場あり(無料50台))
    【帰り】だるま山高原レストハウス→バス27分→修善寺

■地図情報

地図上での位置や標高は次のとおりです(青線がルートです。拡大もできます)。

特に危険を感じる箇所はありません。グーグルマップでも表示しておきます。

達磨山・金冠山コースの特徴・見どころ

■富士山を満喫しながらゆるい坂道を登って下って

1)だるま山高原レストハウス(Start)-金冠山 (約30分)

富士山と駿河湾の眺望(だるま山高原レストハウス)
富士山と駿河湾の眺望(だるま山高原レストハウス)
沼津アルプスと駿河湾の眺望(だるま山高原レストハウス)
沼津アルプスと駿河湾の眺望(だるま山高原レストハウス)
金冠山への芝生道
金冠山への芝生道
金冠山からの駿河湾の眺望
金冠山からの駿河湾の眺望

スタートは、だるま山高原レストハウスで、そこに車を駐車して金冠山に向かいます。レストハウスの北側には、富士山と駿河湾の眺望が見渡せる絶景スポットがあります。

富士箱根伊豆国立公園の案内板からハイキングコース(伊豆山稜線歩道;富士見コース)に入ります。イヌツゲ、アセビ、マメザクラの間の広い芝生道を歩きます。

金冠山へは、低木に覆われた登山道を登ります。金冠山(816m)山頂からは、天気が良ければ、駿河湾越しに、愛鷹山、富士山、遠くはアルプスが望めます。

だるま山高原レストハウスからの眺望と比較して、標高が高い分、より遠方までの展望が望めます。

2)金冠山-戸田峠 (約20分)

金冠山からの富士山と駿河湾の眺望
金冠山からの富士山と駿河湾の眺望
金冠山のマメザクラ
金冠山のマメザクラ

金冠山を下り、途中舗装道路を通って県道を渡ると戸田峠の駐車場に出ます。

標識等がしっかり整備されているので、迷うことは少ないと思います。

3)戸田峠-達磨山 (約1時間)

達磨山からの富士山
達磨山からの富士山
達磨山からの戸田港の眺望
達磨山からの戸田港の眺望

戸田峠から達磨山へは、子達磨山(890m)を経由して、「あせびヶ原」と呼ばれる小広場を通ります。丸田階段の急坂を上ると達磨山(981.6m)の山頂につきます。山頂からは360度の眺望で、別名「十三国峠」と呼ばれています。

伊豆半島で最初に出現したと言われる達磨山。伊豆半島の北西部にそびえる達磨山は、日本百名山の天城山とともに伊豆を代表する大型火山のひとつであり、およそ100~50万年前の噴火で誕生した山と言われています。

4)達磨山-古稀山手前 (約30分)

達磨山山頂からの富士山
達磨山山頂からの富士山
達磨山からの富士山
達磨山からの富士山

達磨山を下って、戸田駐車場につきます。今回は古稀山は登らずに、西伊豆スカイラインの舗装道路を通って、達磨山を迂回して帰路につくコースにしました。時間と体力があれば一度古稀山まで登り、そのまま引き返して達磨山山頂を経由して戻るコースがより安全でしょう。

5)古稀山手前-戸田峠 (約40分)

達磨山周辺の樹木
達磨山周辺の樹木
達磨山ハイキングコース
達磨山ハイキングコース

戸田駐車場から達磨山を迂回して「あせびヶ原」からハイキングコースに戻ります。子達磨山を経由して来た道を通り、戸田峠まで戻ります。

5)戸田峠-だるま山高原レストハウス(約1時間)

戸田港の眺望
戸田港の眺望
達磨山周辺の樹木
達磨山周辺の樹木

戸田峠から「きよせの森」を通って、だるま山高原レストハウスまで戻ります。「きよせの森」は、生活環境保全林になっていて、83種、1万8000本の樹木があり、北又川沿いに渓流コースがある。マメザクラ、ツバキ、クノギの森があって四季を通じて楽しめます。

きよせの森」は一部コースがわかりにくい箇所もありますので、スマホGPSアプリで確認しながら歩くと良いでしょう。

おすすめアレンジコース

西伊豆スカイライン周辺は800~900m級のなだらかな山塊のため、稜線歩きのコースは、時間や体力により自分に合ったコースアレンジもおすすめです。

アレンジコース
  • 伽藍山から金冠山までの縦走
    • バスや車2台が使える場合は、県道127号線脇の土肥駐車場(標高800m)から伽藍山、古稀山、達磨山、子達磨山、金冠山と縦走するコースもおすすめです。所要時間は3時間程度(約7km)になります。
  • コースを短くしたい場合
    • だるま山高原レストハウスから金冠山までの往復コースです。往復約1時間程度(3.5km)の短コースですが、観光客がふらりと立ち寄れるハイキングコースでもあるので、初心者の方にはおすすめです。
  • コースを長くしたい場合
    • 体力に自信のある方は、達磨山から古稀山、伽藍山まで足を延ばして往復するコースも良いでしょう。所要時間は約6時間(約14km)になります。

【番外編】達磨山をおすすめしている書籍

キャンプ料理
引用:photo AC

番外編として、達磨山を紹介している山関連書籍を少し紹介します。

『山と食欲と私』公式 鮎美ちゃんとはじめる山登り―気軽に登れる全国名山27選ガイド」は、こちらをチェック👇

人気漫画(マンガ)なので『山と食欲と私』は愛読されている方も多いかと思います。その公式の初心者向け登山ガイド(全国版)になります。

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こちらの記事『山と食欲と私』も参考にしてみてください👇

『【厳選1】静岡県でおすすめのトレッキングコース〜富士山絶景‐達磨山〜』 まとめ

達磨山周辺からの富士山
達磨山周辺からの富士山

静岡県在住30年の筆者が厳選する、静岡県東部・伊豆地区でおすすめトレッキングコース第一弾は、富士山絶景が楽しめる『達磨山・金冠山コース』としました。

低山ですが、地形(伊豆ジオ)の関係か木々の覆われておらず、コースは標高の高い高原の雰囲気です。視界も広く、終始気持ち良く散策できます。初めて山歩きをする初心者やシニアにもおすすめです。

静岡県やその周辺の地域、伊豆や箱根、富士山周辺は、首都圏からも近く、訪れやすい地域といえます。東京近郊で日帰りも可能です。

富士山の眺望を楽しむのであれば、夏よりも冬の方が見られる可能性が高いので、是非天気の良い日に訪れてみてください。

おすすめポイント
  • 天気が良ければ富士山の眺望を楽しみながら、ゆったりと山歩き・トレッキングが楽しめる
  • 達磨山は低山ですが木々で覆われておらず視界が開け、コースは高原の雰囲気で、かつ激しいアップダウンもありません
  • クルマで出かける場合は駐車場が広く、アクセスも良い
おすすめでないポイント
  • 達磨山山頂からの眺望は素晴らしいですが、それほど広くはないので、昼食は(季節や登山者の多さにもよりますが)少し場所を変えても良いかもしれません。
  • 「きよせの森」は、少しコースがわかりにくい状況があるので、往路と同じハイキングコース(富士見コース)を戻るのも良いでしょう。

紙の地図『山と高原地図 伊豆 天城山 2024 (山と高原地図 33) 』は、こちらをチェック👇

今後もおすすめのトレッキング・山歩きコースやウォーキングコースを順次ご紹介していきます。

これからトレッキングや山歩き、登山、ハイキングにトライしようとしている初心者、あるいは山歩きの服装やグッズ選びで悩んでいる方は、是非以下の記事を参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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