自然を満喫できると人気の登山や新しい発見・散策が人気の街歩き・ウォーキングですが、いざ始めようと思っても、どこを歩いたら良いのか迷うことはないでしょうか。
この記事では、静岡県で富士山の絶景が望める、初心者(〜初中級者)や中高年の方にもおすすめの、気持ちの良いウォーキングコースを紹介します。
静岡県中部地区でおすすめするウォーキングコースは、富士市中央公園から勘助ロードを通って富士山本宮浅間大社(浅間大社)に至るコースになります。桜の季節には桜の名所で知られる潤井川の桜並木と富士山を一緒に見られる「桜ウォーク」としてもオススメです。
ゴールの富士山本宮浅間大社(富士宮浅間大社)は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の重要な構成資産になります。
- 富士山絶景の静岡県でおすすめのウォーキングコースがわかる
- 富士-富士山本宮浅間大社ウォーキングコースの特徴、見どころ、グルメスポットがわかる
- 体力や目的に応じて、おすすめアレンジコースも紹介
それではいってみます。
「富士-富士山本宮浅間大社」ウォーキングコースの概要
まずは、「富士-富士山本宮浅間大社」ウォーキングコースに関する基本情報はこちら。
- エリア:静岡県富士市、富士宮市
- コース概要:
1)中央公園(富士市)→(約1時間)→2)水神社→(約30分)→3)実相寺→(約45分)4)岩本山公園→(約45分)→5)勘助ロード→(約1時間)→6)富士山本宮浅間大社(Goal;富士宮市) - 難易度:体力 ★★☆☆☆ 、技術 ★☆☆☆☆ 、危険 ★☆☆☆☆
- 歩行時間:4時間
- 距離:16km、標高差180m
- 歩数*):22,535歩
- 消費カロリー:1193kcal
- 路面:ほとんどが舗装道路
- おすすめの季節:桜の季節が最高ですが、一年中(冬でも)楽しめます。
- 交通機関(アクセス):
【行き】富士市中央公園へはJR富士駅から徒歩で約25分。
【帰り】JR身延線富士宮駅へは富士山本宮浅間大社から徒歩で約10分。
【車】富士市中央公園駐車場有(311台、利用時間 8時30分~22時(夜間は使用不可))
*)歩数は、1歩71cmで歩数を算出しています。
(日本人女性の平均身長は158cm、歩数の計算方法は身長×0.45なので、158cm×0.45=71.1cm)
■地図情報
地図上での位置や標高は次のとおりです(青線がルートです。拡大もできます)。
グーグルマップではこちら。
危険を感じる箇所は、特にありません。
「富士-富士山本宮浅間大社」ウォーキングコースの特徴・見どころ・グルメスポット
■冠雪の富士山に清流、ソメイヨシノが三位一体となった絶景を見ながら
1)中央公園(Start)-水神社 (約1時間)
スタートは、富士市の中央公園。桜の名所として知られる 一級河川『潤井川(うるいがわ)』 沿いを歩きます。冠雪の富士山に清流、ソメイヨシノが三位一体となった絶景が楽しめます。
『富士山』の「大沢崩れ」付近を源流に、複数の湧水や河川が流入し、田子浦港に注ぐ、延長約25.5kmの一級河川『潤井川(うるいがわ)』。季節ごとにヤマメやマスなどが放流される渓流釣りの名所でもあります。
2)水神社-実相寺 (約30分)
水神社から実相寺までは、潤井川を離れて岩本山方面に足を運びます。岩本山の麓にある実相寺は日蓮宗の名刹。荘厳な門をくぐると、本堂や祖師堂、仁王像、鐘楼が配置され、高く続く石段約600段(!)を登ります。
3)実相寺-岩本山公園 (約45分)
実相寺を通って、良く整備されたハイキングコースを上り(ローカットシューズでも全く問題ありません)岩本山公園を目指します。
岩本山公園は、富士山や市街地、駿河湾、伊豆半島、南アルプスの眺望が楽しめるビューポイントとして良く知られています。広い芝生広場もあり、梅や桜の季節は多くの人で賑わいます。またここからの市街地の夜景もきれいです。春の芝桜もきれいでした。
■富士山を眺めながら浅間神社の総本山へ
4)岩本山公園-勘助ロード (約45分)
岩本山公園から北上すると、広大な茶畑があり、ここからの富士山と茶畑の眺望も素晴らしい。
茶畑の間を通って勘助ロード(富士宮市)に向かいます。勘助とは、甲斐の戦国武将・武田信玄を支えた軍師山本勘助になります。山本勘助が生まれた吉野家の長屋門を見て、富士宮の市街地へ。
山本勘助について知りたい場合は『山本勘助 武田軍団を支えた名軍師 (PHP文庫)』、こちらをチェック👇
5)勘助ロード-富士山本宮浅間大社(Goal) (約1時間)
富士宮駅を過ぎて、市街地からすぐにゴールの富士山本宮浅間大社があります。ユネスコ世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の重要な構成資産となっています。
富士山本宮浅間大社(富士宮浅間大社)は、全国の浅間神社の総本山で、富士山の8合目以上は浅間大社の社領地であることは有名です。
歴代武将の事跡も多数ありますが、中でも特に崇敬を寄せたのは、源頼朝・北条義時・武田信玄勝頼親子・徳川家康でした。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目されている源頼朝公は、建久4年(1193)富士山麓において巻狩りを行った際、流鏑馬を奉納されました。現在、流鏑馬祭としてとして伝えられています。「NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 鎌倉殿の13人」は、こちらをチェック👇
その浅間大社の南側に2017年12月に開館したのが、静岡県富士山世界遺産センターです。市街地に突如として現れる木組みが印象的な建築物(逆さ富士をモチーフに)は、建築家「坂 茂氏」によるものです。荘厳な建築と鳥居、富士山の見事な調和は訪れる価値ありです。天気の良い日は、静岡県富士山世界遺産センター屋上からの富士山も絶景です。
「富士-富士山本宮浅間大社」ウォーキングコースのおすすめアレンジコース
ウォーキングコースの近くをJR身延線が通っているため、体力や目的に応じて、鉄道をうまく活用するコースアレンジは可能です。
どこを切り取っても、良いコースと思いますので、いろいろアレンジしてみてください。
『静岡県でおすすめのウォーキングコース〜富士山絶景〜勘助ロード-富士山本宮浅間大社〜』まとめ
静岡県在住30年以上の筆者が厳選する、静岡県のおすすめウォーキングコース第一弾は、富士山絶景が楽しめる『富士山絶景!〜勘助ロード-富士山本宮浅間大社〜』としました。
富士山の眺望を楽しむのであれば、夏よりも冬の方が見られる可能性が高いので、是非天気の良い日に訪れてみてください。
静岡県やその周辺の地域、伊豆や箱根、富士山周辺は、首都圏からも近く、訪れやすい地域と思います。東京近郊で日帰りも可能です。
今後もおすすめのウォーキングコースや山歩きコースを順次ご紹介していきたいと思います。
これからウォーキングにトライしようとしている初心者の方で、ウォーキングの服装やグッズ選びで悩んでいる方は、是非以下の記事を参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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